
愛車の80スープラ (JZA80) にレクサスのLS に使われている対向 4POT キャリパーを流用して導入した。導入にあたりパッドやローターなど、周辺パーツも変えた。見た目の変化だけでなく、乗り味やサーキットでのフィーリングなど、個人的には結構大きな変化があったので書いていく。
きっかけ
インチアップしたホイールに対してブレーキ周りが小さい、サーキットでの連続周回中にペダルのタッチがフカフカになって効きが悪くなる、といった問題を抱えていたのでブレーキのアップグレードに着手。レクサスのLSに使われているキャリパーを純正流用という形で導入したので、選んだ理由や導入後の感触について書く。
パーツ選定
前後レクサスキャリパー


前後セットで導入。
フロントとリア、どちらが重要かと言われたらフロントなのでフロントだけの導入にするか迷ったけど、どうせならと言うことでリアも導入。
結果的に、フロントが聞いて止まる感覚から前後、4輪でバランスよく止まる感じになりコントロール性が向上したので正解だった。
ブレーキパッド交換
ブレーキパッドは DIXCEL Z TYPE を選択。ストリートからサーキット走行まで視野に入れた、ラインナップの中でも競技向けのモデル。
競技向けとはいえ、低温域でもしっかりと効いてくれるため、真冬の走り出しでも怖い思いをすることはなかった。ダストはめっちゃ出る。洗車場でホイールを綺麗にしても、家に着く頃にはダストがホイールに乗る。まあしゃーない。
ブレーキローター交換
ブレーキローターは DIXCEL FS を選択。スリット入り、熱処理済み。
サーキットからストリートまで対応すること、純正よりも大径化できること、スリットの見た目がかっこいいことを理由に選択。
マスターシリンダー交換
マスターシリンダーは JZA80 ターボ用に交換。必要かどうかはわかんないけど、とりあえず変えて見た感じ。正直一緒にキャリパーとかパッドとか色々変えているので、これ単体でどの程度変化があったのかはわからん。
レクサス LS のキャリパーを選択した理由
値段が安い
1番の理由はこれで、キャリパー交換を含むブレーキのアップグレードにしてはかなり費用が抑えられる。内訳はパーツの選定や入手方法、工賃の有無などで変わるが 50 万円ほどだったと思う。詳細は伏せるが、Brembo や ENDLESS といったブレーキメーカー製のキャリパーキットを導入する場合の半分くらいの出費で導入できたんじゃないかな。
今回の作業はマスターシリンダを除くすべてのパーツを新品で揃え、パーツの調達から取り付けまですべてショップにお願いしたんだけど、自分で作業できる人は中古で購入してオーバーホールするのもあり。もっと費用を抑えられる。コスパを考えれば間違いなくトップクラスだと思う。
十分な性能
純正流用ということで、どうしても Brembo や ENDLESS などの 6POT, 8POT のいわゆる "ガチ" のキャリパーキットよりは絶対的な制動力やコントロール性は落ちるのではないかと思う。とはいえ、レクサスの LS に採用されているモノブロック対向 4POT キャリパー。 LS の重量は 80スープラ と比べると 600kg ほども重い。600kg 重い車体を止めるためのパーツだから、 80スープラに使うと考えれば十分なんだ。
少し前までは 80 スープラのブレーキアップグレードで選ばれる純正キャリパーはセルシオのキャリパーだったんだけど、レクサス LS はその後継モデル。加えて時代とともに技術は進化しているのだから、 約 30 年前の 1500kg ほどのスポーツカーに使うには十分すぎる性能だと思う。
見た目

完全に俺の好みなんだけど、見た目がかっこいい。費用の関係で塗装は断念したんだけど、塗装せずともこの見た目。強すぎない主張で所有欲を満たしてくれる。
変えてみた感想
街乗りではほぼ変化なし
街乗りではマジで大きな変化を感じなかった。ブレーキ鳴きしまくることもないし、制御しやすく普通に止まれる。気持ちブレーキのコントロールがしやすくなったかな?と言う程度で、プラシーボ効果だと言われたら否定しづらい。さすが天下のレクサスの純正パーツということだろうか。
正直、せっかく変えたのだから街乗りでもキーっとブレーキ鳴きしてくれてもカッコ良いかな、と思っていただけにほんの少しだけ残念ではあった。まあただこんなものはブレーキの本質では無い些細な話。深夜でも気を使わずに乗れるのは明らかなメリットだろう。
熱が入るとカッチリとしたフィールになる
スポーツ走行で熱が入るとフィーリングがハッキリと変わる。カッチリとした踏み心地で、踏んだ分だけリニアに制動力が立ち上がりコントロール性が抜群。そしてとにかくしっかりと止まる。
純正キャリパーの時よりも減速 G が 0.2-0.3 G も増えた。路面状況やタイヤの状態などによって変わるので全部ブレーキの交換による変化だとは言えないが、大きく影響していると思う。素晴らしい。
サーキットの連続周回も問題なし
導入のきっかけとなったサーキットでの連続周回については問題なし。純正ではフカフカして止まらなくなり、クーリング走行を余儀なくされることが多かったんだけど、30分の連続周回 2 枠でも問題ない。むしろ運転している俺が先に疲れる。
ローターの大径化による熱容量の増加に加え、ブレーキの効きがよくなったことでブレーキングの時間が減りブレーキへの負荷が減ったことも要因の一つだろう。
ブレーキングの時間が減る = アクセルを踏んでいる時間が増えるということなので、水温や油温が厳しくなった。これは近々アップグレードが必要かな。
足回りが締まってかっこいい

一目でわかる。やっぱり足回りがキマるとかっこいい。おしゃれは足元からと言うけど、車も同じだね。
まとめ
見た目良し、コスト良し、性能良しで個人的には超大満足。
Brembo や ENDLESS のブレーキキットはもっと良いのだろうか、使ったことがないので気になってしまうが、上を求めだすとキリがないのはわかっているつもりなので一旦このあたりでブレーキは落ち着こうと思う。パッドの組み合わせを変えればまだまだ変化はあるし改善の余地もあるかもしれないし。
かなり自信を持ってお勧めできる。気になる人はグローバル (リンク => http://www.global-z.com/) というサイトでブラケットなど流用のキットが売っているので、覗いてみると良いと思う。
